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日本経済新聞 2020/7/27 13:20 (2020/7/27 16:19更新)
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO61935720X20C20A7CE0000/
今日、昼食中にLINEにニュース。
山本寛斎さん死去。。。
一度はお会いしてみたかった一人。
デザインも奇抜で好きでしたが、僕はどちらかと言えば寛斎さんの思考から好きになりました。
ここでは事業プランナーとして、僕が好きになった点についてお話ししたいと思います。
寛斎さんはゼロ円事業プランナー
僕は基本的に予算をかけない・・または、低予算で始めます。
過去にもあと数時間で30万円用意しなければいけない・・という究極の状態や、
マイナス700万円を1か月で回収しなければいけない。
また、
2週間で500万円を調達しなければいけないなどの状況を克服してきました。
※詳しいことはZEROバイブルに記載されてます。
昔、赤の広場というロシアでファッションショーを行うとしたとき、2億円の資金が必要だったとか。
当時はスポンサーもおらず、その資金をどうししたかというと、10社に手紙を書いて集めたそうです。
10通書いて、3社?から会う約束を取りプレゼンをしたとか。
逆に100通にすれば、30社になると。何かの番組で言っていました。
この考えって、プランナー思考だなと。
一般的に多いのは、ダメならあきらめるとか、お金ができてから・・とか。
でも、やると決めて行動し、そのあとの話では、もし一社も来なかった場合、
やらなかったそうです。
つまりニーズが無かったら、っという話ですよね。
この場合、ニーズというよりも自分のセンスにかけたかもしれません。
販売してから頑張って売る人は多いけど、
売れてから売る。という考えは市場優先のような気がします。
もししたら、イベントが成功すると踏んで、借金をし開催決まってからスポンサーを集めて、
実際は成功せず借金難になる方の方が多かったり。
寛斎さんは、2億円集めたスーパーコピーライター
結局、この手紙でお金が集まり、ショーは開催できました。
つまり、これだけではないかもしれませんが、手紙で2億円集めたわけです。
もしかしたら、手紙で最初お金が集まり、その話を聞いて・・または、有名企業がスポンサーになり、それに連なって他も来たりしたかもしれません。
実際にイベントを行うと、A社が決まると、A社と取引のあるB社やC社が来る場合も。
B社やC社が最初はNGでもA社が決まったらOK出す場合もあり。
ですので、手紙だけじゃないかもしれませんが、手紙でお金を集めました。
コピーライターですよね
その手紙はネットでも見ることはできますが、内容は熱意です。
番組でも話していましたが、熱意が伝わるように書いたと。
色を変えてひたすら熱意が通じるように一通一通書く。
これってコピーライティングで最も重要なことかなと。
コピーライティングといえば、テクニカルなことばかり目がつきますが、
一番大事なのはこの熱意。
逆に、熱意があればテクニックは必要ないし、熱意がなくてテクニックばかり入れても、
成約はできてもクレーム率は高い可能性がある。
良く勘違いされますが、文章ってロジックじゃなく、「いかに伝えるか」が大事。
語彙力とかも大事だけど、何をいいたいのか?何を伝えたいのか?
っというとこが大事。
そう考えると、山本寛斎さんは、スーパーコピーライターだったんだなと。
それ以外にも、仕事に対する情熱や、テレビでしか見たことがないけど厳しいそうな一面。
デザイン。
人柄が分かる表情。
ホント一度はお会いしたかった。
ファッションとかデザイナーとか興味はないけど、ほんとに一度はお会いしたい方の一人でした。
寛斎ブランドは娘さんが受け継ぐようですが、久々に服でも買ってみようかなと思います。